教科書と参考書
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 127人 クリック: 1,493回
- この商品を含むブログ (294件) を見る
この本をちょいちょい読み返しているのですが、これって学校でいうところの「教科書」のポジションなのかな、と思っています。
理論とか基本的な事が網羅されていて、でも実際の例に関してはやや不足、というか。
例えば、「リスト」と聞くと、私は最初は箇条書きのようなものしか思い浮かばなかったのですが、
実際はGTD+Rで使うような RHODIA のメモの束、というのも「リスト」であるわけだし。
で、この「教科書」に書かれている「GTD」という概念を実際に使ってみている例が、色々出ているGTD関連の本なのかなと。といいつつ、私が持っているのはこれぐらいしかないのですが。
Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~
- 作者: 田口元,安藤幸央,平林純,角征典,和田卓人,金子順,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 大型本
- 購入: 27人 クリック: 886回
- この商品を含むブログ (404件) を見る
こういう本は、実際にこの概念を利用する時の具体例はあるけども、その概念そのものの説明に関してはやはり「教科書」に劣ると思っています。伝えきれない、という方が正しいかもしれない。
いわゆる、「参考書」とか、ちょっと違うけど「問題集」とか、「教科書」から見るとそういう相対的位置にあるのかな、という感覚です。
だからこそ、時々「教科書」を読み返すと、「ああここはそういう事か!」という気づき、みたいなのがあるのかなと。
でも、実際に使う例があった方が概念の使用に関してはやりやすくなる部分もある。ちょうど教科書でわからない部分、イメージしにくい部分を参考書で補うように。ただ、参考書は合う・合わないがあるけれども*1。
*1:そういえば、昔「参考書は合う合わないじゃなくてやるやらないだ」って言ってた人がいたな……確かにそれはそうかもしれないけれど、でも、参考書によっては、やりやすい・やりにくい、というのがあるのも事実だと思うんだ